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【ゴーストオブツシマ】買うべき!!最初から面白い侍アクションの最高傑作をレビュー

2020年7月17日にPlayStationで発売されたオープンワールドRPG『Ghost of Tsushima』のクリアレビューです。

久々に最初から最後まで「面白い!」と思えるゲームに出会えました。買って「つまらない」と思うことはまずないと思います。

DLCも含めたディレクターズカット版のレビュー・評価になるので、購入を検討している方はぜひ参考にして下さい!

『ゴーストオブツシマ』はZ指定(18歳未満プレイ不可)ゲームです。性的描写はありませんが、腕や首が飛んだりするので苦手な人は注意。(※流血表現はオフにできる)

Ghost of Tsushima
総合評価
( 5 )
メリット
  • 熱中できるストーリー
  • 綺麗すぎるグラフィック
  • 刀での戦闘が面白い
  • ステルスやアクション要素も充実
  • オープンワールドなのにロードが速い
  • 動物(キツネ)を撫でられる
デメリット
  • 会話をスキップできない
  • DLCのボリュームが小さめ
  • 美形キャラがいない?!

ゴーストオブツシマの項目別評価

ストーリー(5)
グラフィック(5)
戦闘システム(4.5)
ゲームシステム(4)
クリア後のやり込み要素(4)
DLC(4)
ゲーム難易度普通~難しい
目次

ゴーストオブツシマのレビュー・評価

執筆時のプレイ時間:約48時間(1週目クリア、DLC含む)

※内訳:本編のプレイ時間は寄り道して約43時間。DLCはほぼ寄り道なしで約5時間。

※動画はゲームプレイ映像(ネタバレなし)

総合評価(5)

日本の壮大で趣のある景色を存分に堪能しつつ、時代劇さながらの戦闘と人間ドラマも楽しめる最高傑作!

ゴーストオブツシマはアメリカで制作されたゲームですが、よく日本を研究しているなと驚かされました。

本作は、対馬島全土がオープンワールドとして自由に行き来でき、島の再現度も高く、実在した城(金田城)や神社なども再現され、歴史好きには堪らない作品と言えます。

そして本作最大の魅力の1つ、四季折々で魅せる日本の情緒あふれる景色は圧巻です。グラフィックが綺麗すぎて、冗談抜きにすすきが風に揺れるだけでも「おお!」と声が出ますww

メインストーリーにおける“戦”の再現度も高く、敵も味方も入り乱れての合戦が面白かったですね。実際の戦を見たわけではありませんが、歴史の教科書で読んだ感じそのままです。

ストーリーも感情移入しやすく、続きが気になる展開で没入感があり、飽きずに最後までプレイできるでしょう。

また、サイドストーリーも面白く、蒙古襲来という厳しい時代を生きるキャラたちの苦悩、後悔など、見どころ満載です。

時代劇や日本史が好きな人はもちろん、全く興味がない人でもハマれる作品だと思います。(実際私は歴史に興味ない)

刀による武士の戦いは痺れるほどカッコよく、アクション要素も結構充実しており、屋根の上に登ったり、崖に飛び移ったりもできるので、アクションゲーム好きならプレイしておきたい作品ですね!

本編のクリア時間は約40~45時間、DLCは約5~7時間ほどで丁度いいボリュームなのも嬉しいです。

欠点が気にならないほど面白いと思えたので『ゴーストオブツシマ』の評価は(5)としました。

DLCも含まれてる!

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苦悩と葛藤を描いた見応え満載の人間ストーリー

ゴーストオブツシマのあらすじ

1274年、鎌倉時代後期に日本に侵攻してきた元軍(モンゴル軍)との戦い「文永の役」が本作のモデル。武士である主人公“境井仁”は蒙古との戦(小茂田浜の戦い)で1度敗れるが、辛くも生き残る。対馬を侵略する元軍から民を守るため、そして敵将“コトゥン・ハーン”を討つべく、地獄から甦った「冥人」として対馬中を奔走する物語。

  • コトゥン・ハーンはチンギス・ハーンの孫の設定だが架空の人物です。
ストーリー(5)

ゴーストオブツシマの物語は、実際にあった出来事がモデル

登場人物は架空のキャラですが、歴史的事実に基づいて作られた時代劇を見ているかのようなストーリーです。

元軍の極悪非道ぶりは異常で、ストーリーに感情移入しやすく、序盤から熱中できる展開なのが良かったと思います。あの所業の数々を見れば、主人公でなくとも蒙古を対馬から退けたいと強く思うでしょう。

また“誉”を重視した「武士」として生き方と、闇に生きる「冥人」としての生き方のどちらを取るかで葛藤する主人公の苦悩を描いた人間ドラマも面白かったです。

続きが気になる展開で「早くプレイしたい!」と思え、実際に私は時間を忘れて朝までプレイしてましたww

四季折々の圧巻の景色を楽しめる超美麗グラフィック

ゲームだからできる紅葉と白銀のコラボ
肌の質感がもはや本物
グラフィック(5)

新しい景色を見るたびに思わず声が出るほど綺麗で圧巻です。

近年、グラフィックが綺麗なゲームは珍しくないんですが、ゴーストオブツシマのグラフィックは他のゲームとはレベルが違う

大地を埋め尽くす紅葉や、雪に包まれた白銀の世界など、日本の四季をこれでもかと堪能させてくれます。

透き通った湖に散った紅葉の葉が1枚1枚落ちて流れる様を見た時は驚きましたね。作りが非常に細かく、本物の景色と見比べても違いが分からないほど。

対馬の景色を見ているだけでも十分楽しめます。

また景色だけでなく、キャラの汗や涙なども細かく再現されていたのも良かったですね。

斬ったり斬られたりすると浴びる返り血や、刀にべっとり付いた血の表現もリアルだと思いました。(※流血表現は設定でオフにできます)

関係ないけど、刀に付いた血を肘を曲げて腕で拭き取るのが本来の武士と同じで嬉しかったですww

TIP !

本作は時代劇の映画監督、黒澤明氏から着想を得た「黒澤モード」が搭載されています。本モードでは白黒世界で描写され、時代劇の世界に入ったような感覚でゲームを楽しめるモードです。

昔の映画のようなエフェクト

時代劇、刀による武士の“戦”が好きな人は100%ハマる戦闘

正面から斬り合うだけでなく、闇に紛れてステルスも
戦闘システム(4.5)
  • 戦闘は上の動画を見ると分かりやすいです。

主人公のメイン武器は刀(太刀)のみ

刀での攻撃はシンプルで分かりやすく、操作も簡単。また、敵将を倒すごとに“型”を習得できるので、敵の武器に合わせて型を変え、さまざまな戦いができるのも魅力だと思います。(例:盾持ちの敵には“水の型”が有効など)

相手の攻撃を受け流して反撃する様は、まさに武士の戦い方でカッコイイです。

そして刀以外にも、半弓や長弓、短刀、くない、煙幕などの補助系武器は豊富にあります。

武士らしく“一騎討ち”したり、正面から堂々と敵を倒すのも良いですし、草木に隠れて見つからずに蒙古の拠点を制圧したり、遠くから弓で一網打尽にすることもできます。

ゴーストオブツシマでは、一般的なアクションゲームでできる戦闘のほとんどが可能です。

ただ、多勢に無勢だと難易度が跳ね上がるので、プレイヤーによっては中盤以降からステルスゲーと化します。

面白いと思えた戦闘にも関わらず、評価を(4.5)とした理由は、メイン武器が刀しかないから。

敵は双剣や槍など武器の種類が多いのに対し、こちらは刀しかないので欲を言えば他の武器も使ってみたかったですね。

まあ、主人公が侍なので仕方ないんですが…。

TIP !

強化できる刀も一種類(境井家の太刀・短刀)のみ。対馬の各地で見た目の異なる刀を収集できますが、変更できるのは外見だけです。見た目が変わっても刀の性能は全て同じ。刀ごとに強化する必要がないから素材集めが簡単で個人的には有り難かったけど、人によっては物足りないかも?

  • 鎧は鎧ごとに性能が異なります。

敵の強さは自由に変更できる

私は「普通」でプレイしました
ゲーム難易度普通~難しい

4つの難易度から自由に選択可能です。(易しい、普通、難しい、万死の4種類)

「普通」のゲーム難易度は文字通り普通と思えるものでしたが、敵によっては普通でも難しいと感じる場面もあるので、アクションゲームが苦手な人は最初から難易度「易しい」でプレイするのがオススメです。

とくに、多勢に無勢だと高確率で斬られます。

刀での戦闘は1対1に特化しているので、ストーリーなどで強制的に大量の敵を相手にしないといけない場面は難しいと感じるでしょう。

「万死」という最高難易度も用意されているので、熟練プレイヤーも楽しめます。

TIP !

弓の照準合わせなど、エイムが苦手な人でも設定から自動照準をオンにすれば当てやすくなる。

ロード時間は短くて快適だが、ムービーはスキップできない不便さも

本編ならキツネ、DLCではネコを撫でられる
ゲームシステム(4)

ゴーストオブツシマでグラフィック以外に驚くことは、ロード時間の短さ

オープンワールドゲームではロード時間が長くて当たり前な印象ですが、本作はあっという間にロードが終わるので非常に快適です。

私はPlayStation4でプレイしましたが、それでもめちゃくちゃ速いと思ったので、きっとPS5でやったら一瞬なんでしょうね。

システム的な不満は、会話をスキップできないこと。

メインストーリーの重要な場面から、モブキャラとの他愛もない会話もスキップできません。そのため、敵に殺されてやり直しになったりすると、同じ会話を何度も聞かされる羽目になります。

それだけの不満ですが、結構不便だったのでマイナス1としました。

美形キャラがいない?

本作では、誰もが納得するようなイケメンや美女は登場しません(と思う)。キャラクターは海外の人が想像する日本人顔で、コレじゃない感を抱く人もいるかもしれませんが、プレイし始めると違和感がなくなります。

クリア後のやり込み要素は?

クリア後に蒙古の拠点が増える
クリア後のやり込み要素(4)

クリア後のやり込み要素はそこまで多くはない印象でしたが、クリア後のことも考えて設計されていると感じました。

例えば、本編ですでに倒した隊長クラスの敵との再戦や、回収しきれなかった収集品集め、主人公の能力を2周目に引き継げたり、2周目の敵がさらに強くなったりと、クリア後も遊べる工夫が見られました。

全クリすると蒙古の拠点が復活するのでクリア後も楽しめます。個人的には1周目だけでも大満足できると思ってますけどね。

また、ディレクターズカット版を購入することで、クリア後もさらに遊べる要素が増えるので、購入するならそっちがオススメです。

DLCはストーリーが短くて物足りない

壱岐全土を探索できる
対馬とは違った雰囲気
DLC(4)

ゴーストオブツシマのディレクターズカット版には、メインストーリーとは異なるもう1つのストーリーが実装されています。

主人公の過去の出来事と対峙するストーリーで約5時間ほどでクリアでき、おまけ程度のボリュームですが、本編とは違った切り口で進むのが面白かったです。敵も本編より強く、遊びごたえがあります。

若干、ホラーテイストで進むので怖いのが苦手な人は少し注意。驚かされる系ではなく、雰囲気がちょっとホラーなだけですが。

またDLCでは壱岐島がオープンワールドとして新たに搭載されるので、対馬とは違う景色が楽しめます。ちなみにゲーム内において、壱岐の広さは対馬の1/4ほどで小さめです。(実際の壱岐島も対馬の1/4くらい)

DLCストーリーでは、その壱岐を半分くらいしか使わなかったため少し物足りないと感じ、(4)の評価としました。

ストーリーも5時間で終わってしまう短さゆえ、物足りなさが目立ってしまった印象です。

面白いけど、せっかく新たにオープンワールドを実装したのだから「もっと広く使ってストーリーを長くしても良かったのでは?」と思います。

サブストーリーや収集品などは壱岐全土に渡ります。

DLCの内容(ディレクターズカット版)
  • Ghost of Tsushima DIRECTOR’S CUT
  • 追加ストーリー「壹岐之譚」
  • オンライン協力プレイモード「Legends/冥人奇譚」
  • 技会得用追加「技量」一点
  • 八幡神の護符
  • スキンセット「対馬の英雄」

オンライン協力プレイモード「Legends/冥人奇譚」

夜中に見るとちょっと怖いお面…
雰囲気もかなりホラー

「Legends/冥人奇譚」はオンラインに接続よる、最大4人との協力戦です。(※1人プレイも可能)

基本はゲーム本編と同じ攻撃手段ですが、「Legends/冥人奇譚」だけの必殺技も用意されているので、戦闘においては本編以上に楽しめると思います。

内容はDLCストーリーの不気味さを超えて、さらにホラー要素が強くなっている印象。日本のお化け屋敷と海外のお化け屋敷を融合させたような雰囲気です。(雰囲気が怖いだけでビックリ要素とかはない)

オンラインでは、2人1組で敵を倒していくストーリーモードや、2vs2で素早く敵を倒すモード、最大4人で協力して拠点を守るモードがあります。中でも拠点防衛が1番楽しかったですね。野良でも気軽に参加できるのも魅力的でした。

「Legends/冥人奇譚」だけで入手できる装備品なども多くあるので、クリア後にプレイするには十分だと思います。

その装備品はリアルなカッパの面など、結構ホラーな装備が多くて好き嫌いが分かれそうですが…。

注意!

「Legends/冥人奇譚」をプレイするには、PlayStation Plusの加入が必要。友人などだけでなく、知らない人(野良プレイヤー)とも気軽に遊べます。

ゴーストオブツシマ 評価のまとめ

対馬の景色が最高すぎる…(煙出てるけど)
  • 対馬全土を自由に探索できる(DLCは壱岐も)
  • 続きが気になる感情移入しやすいストーリー
  • グラフィックが群を抜いて綺麗すぎる
  • 刀での戦闘がシンプルでカッコよく、面白い
  • アクション要素が意外に多く、一通りのことはできる
  • 広いオープンワールドなのにロードが速い
  • プレイ時間が長すぎず丁度良いボリューム

ゴーストオブツシマは日本人こそプレイすべきゲームです。

1人の武士が対馬の民を守るため、鬼になる壮大なドラマが描かれたストーリーは見応えがあり、もはや時代劇を見ているかのようなゲームと言えます。

日本の四季が魅せる圧巻の景色や、武士の生き様など、日本人が馴染みやすい作りになっているので序盤から面白いと思えるでしょう。

戦闘は1対1もステルスも自由にでき、アクション性も高いので、刀が好きだったり侍が好きな人は十中八九楽しめます。

対馬全土を探索できるほど広いオープンワールドなのにロード時間が短くて驚くほど快適なのも嬉しいところ。

DLCはおまけ程度のボリュームしかありませんが、ちゃんと面白いので購入するならディレクターズカット版がオススメです。

“買って損はしない”ので、気になる人はぜひプレイしてみてください!

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追記

2025年に『Ghost of Yotei(ゴーストオブヨウテイ)』の発売が決定したと発表されました。次作はゴーストオブツシマから300年以上後、1600年代の蝦夷地、羊蹄山周辺が舞台となり、主人公「アツ」は女性です。ストーリーなどの詳しい内容はまだ分かりませんが、非常に楽しみですね!

タイトルGhost of Tsushima
発売日2020年7月17日
ジャンルオープンワールドRPG
プラットフォームPS5, PS4
開発Sucker Punch Productions LLC.

©2021 Sony Interactive Entertainment LLC. Ghost of Tsushima is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Sucker Punch Productions LLC.

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この記事を書いた人

ゲーム歴20年以上のゲーマー。1番好きなゲームは『ウィッチャー3』。ゲームが苦手な人にもゲームを楽しんでもらいたくてゲーム攻略ブログも運営しています!! 趣味は海外サッカー観戦ですw 当サイトではゲームの魅力を最大限にお届けするべく、全て本音で執筆し、読者の役に立つ情報を発信していきます!!

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