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【ライズオブローニン】評価:グラフィックは粗いが、爽快感のある戦闘と人間ドラマが面白い!

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『ライズオブローニン』のレビュー記事です!

日本を舞台にした面白そうなゲームがあると軽い気持ちでプレイしたら難易度の高さに圧倒されましたww

それでも、慣れたら戦闘が凄く楽しくなって逃げずに戦いたくなります。歴史上の人物も多数登場し、魅力的なキャラばかりでストーリーでも十分に楽しめました。

どんなゲームか気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください!

掲載画像はプレイ序盤のものを使用。あらすじを越えるネタバレはありません。

RISE OF THE RONIN
総合評価
( 4 )
メリット
  • 日本史を絡めたストーリーが面白い
  • 教科書で見た偉人が思った以上に登場する
  • 戦闘が快感で楽しい
  • 扱える武器が豊富
デメリット
  • グラフィックがPS4
  • 追加ストーリーなどのDLCがない
  • 操作が複雑で戦闘難易度が高い

ライズオブローニンの項目別評価

ストーリー(4)
グラフィック(3.5)
オープンワールド(3.5)
戦闘(4.5)
ゲームボリュームやや多い
操作感やや複雑
ゲームの難易度難しい
目次

ライズオブローニンの評価・レビュー

執筆時のプレイ時間:約54時間(ストーリークリア+寄り道あり)

ライズオブローニン(4)

『ライズオブローニン』の魅力は、戦闘が面白いこと。

扱える武器の種類が多く、さらに武器ごとに異なる流派(型)をセットできるから、さまざまなアクションを堪能できます。

ただの斬り合いや、殴り合いだけでも十分に爽快感を味わえますが、さらに敵の重い攻撃を弾き返すパリィでも快感味わうことができ、ずっと戦っていたくなるような魅力を感じました。

戦闘の難易度はやや高めになっているので歯応えのあるバトルを序盤から楽しめます。仮に難しすぎると感じても、難易度はいつでも変更できるから安心して購入できるでしょう。(とは言え、ゲームが苦手な人はイージーでも難しいと思う)

戦闘以外では、キャラの因縁に焦点を当てたストーリーが面白かったです。

歴史的な出来事を題材としたストーリーは多数の偉人が登場し、それぞれが起こした事件や、キャラが待ち受ける運命をプレイヤーの選択で分岐させるユニークな体験ができます。

さらに偉人たちに関わるサブストーリーが多くて、しかもそれらが面白いから本編がなかなか進みません。

全体的にお使い系のストーリーで偉人が登場しない序盤はやや退屈ですが、すぐに魅力的なキャラと出会うので不安になっても続けて下さい。

『ライズオブローニン』で気になったことは、オープンワールドとグラフィックが普通だったことです。文字通り、可もなく不可もなく普通だったと思います。

グラフィックは綺麗だけど感動するほどの壮観さや奥深さは感じられず。オープンワールドも歴史的な建造物はあれど、住民たちの生活感をあまり感じらません。ゲーム自体が面白いだけに勿体なかったです。

本作はPS5独占タイトルとのことですが、内容だけ見たらPS4のゲームと大して変わらないでしょう。

以上より、総合評価は星4としています。ストーリーと戦闘面では満足できましたが、グラフィックとオープンワールドに関してはやや物足りなさを感じました。

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プレイヤーの選択で分岐する魅力的な日本史を体験!

ストーリー:(4)

ライズオブザローニンのあらすじ

1863年、日本。徳川幕府による治世が始まってから300年、突然現れた黒船によって日本は混乱の渦に呑まれた。戦乱、疫病、政情不安による混乱の最中、名もなき浪人が己の道を切り開く。

『ライズオブローニン』をプレイしてみると、実際の内容は上記のあらすじと少し異なる印象でした。

私が思う本来のあらすじは、プレイヤーは2人1組で行動する「隠し刀」と呼ばれる特殊部隊の1人としてプレイすることになり、とある任務で行方不明となってしまった片割れを探す物語です。旅の中で色々なことに巻き込まれて…という感じ。

最序盤は、その「隠し刀」のオリジナルストーリーの説明が展開され、戦闘難易度の高さもあり、やや面白味に欠けていたから正直に「大丈夫かな?」といった感想を持ったのですが、横浜に着いてから急に面白くなっていったので杞憂でした。

ストーリーに面白さを感じた理由は、思っている以上に歴史上の偉人が登場したこと。偉人たちを絡めたストーリーをたくさん体験できたこと。そしてプレイヤーの選択で分岐するストーリーだったことです。

登場する偉人とはほぼ全て関係を築くことができ、佐幕派にも倒幕派にも魅力的なキャラがいるため、どちらの勢力に付くか悩みまくります。また特定のキャラとは親密度を上げることでロマンスにも発展するため、ストーリーは十分に楽しめました。

TIPS !

ロマンスはおまけ程度。Zバージョンをプレイしたけど、他のゲームみたいに性的なシーンはなかった。恋仲になるキャラによってはこの後に何かあっただろうなって展開はあったけど、その描写は見られません。

スキル解放で会話術が増える

佐幕派も倒幕派も日本を良くしたい思いは皆同じなのに、戦に発展してしまう歯痒さというか、やるせなさを当時の人たちも感じたのかもしれないとキャラに感情移入できる場面もあります。

選択次第では、有名な事件で殺された人物を生かすこともできたり、病気で亡くなるはずだった人を助けることもできたので、ゲームでしか体験できないifストーリーの面白さもありました。

歴史的に重要な転換点では緊迫感があり、ドラマチックに展開されるため見応えがあります。改めて日本史の面白さを再確認できるでしょう。(高校生の時に出会いたかったww)

逆にストーリーで残念に感じたことは、「片割れ」の存在に疑問を感じたこと。そして主人公がどっち付かずだったことです。

主人公の片割れを探す旅のはずなのに気づけば片割れが全然出て来ない。さらに片割れ以上に片割れだったキャラがいるため、本物の片割れの存在感が非常に薄く、わざわざ2人1組の設定にする意味がない気がしました。

『ライズオブローニン』独自のストーリーが面白かった訳ではなく、日本の歴史が面白かったのかもしれません。もちろん、歴史に絡めたオリジナルストーリーを展開させたことは評価に値しますが、偉人たちとの関わりや、日本史の出来事を体験するだけで面白いから「隠し刀」の設定は別になくても良かったのではないかと。

また、分岐点ごとに佐幕派と倒幕派のどちらかについてストーリーを進めることになるのですが、主人公の行動に一貫性がなく、平気で勢力を裏切ったり、戻ったりするどっち付かずの立ち位置が腑に落ちなかったです。

ストーリー自体は面白いと思います。だからこそメインストーリー以外のストーリーも全て回れたし、トゥルーエンドも見られました。

しかし、全体を通して片割れの存在感の薄さは否めず、個人的に最後の最後がモヤっとする終わり方だったのでストーリー評価は星4とします。

TIPS !

ゲームを進めると、過去に戻ってミッションをやり直したり、別の選択肢を選んだり、取り忘れた探索物を回収したりできるようになる。

グラフィックは綺麗だが感動はしない

グラフィック(3.5)

グラフィックは綺麗な方だと思います。発売前の公式トレーラーを見てグラフィックの粗さを気にする人が多かった『ライズオブローニン』ですが、実際にプレイしたらそこまで気にならないでしょう。

とくに人物に関わるグラフィック(顔や手など)は綺麗です。

しかし、確かに粗さはあると感じました。本作はPS5独占タイトルにも関わらず、グラフィックの完成度はPS4のような様相が強いです。

遠くの景色は綺麗だけど近づくとそうでもない。本当にグラフィックが綺麗なゲームは、景色を見るだけで「おぉ!」って思わず声が出てくるんだけど、『ライズオブローニン』ではそのように感嘆することはなかったです…。

せっかく日本の四季を感じられる紅葉や雪景色、桜もあるのに感動するほどの魅力は感じませんでした。富士山も見えるけど「あっ富士山だ。」くらいの印象しか残らず、ゲーム自体は面白いから非常に勿体ない。

PS4でもグラフィックが綺麗なゲームはたくさんあるので、PS5でこの完成度だとやや物足りなさを感じてしまいました。

もちろん許容範囲ではあるけど、もう少しグラフィックにも力を入れて欲しかったです。

TIPS !

キャラメイクは2人(同性でも異性でも)作成。自由度は高く、プリセットをいじるだけでも良い感じの顔を男女ともに作れるから苦手でも安心。

オープンワールドは飾りが多い印象

町は人がちらほら歩いてるだけ

オープンワールド(3.5)

『ライズオブローニン』では、横浜、江戸、京都の3つのエリアをそれぞれオープンワールドで探索できます。オープンワールドの広さは普通です。広すぎないし、狭いとも思いません。

フックを使って建物の屋根に登ったり、高いところからカラクリを使って滑空したり、水中に潜ったりなど、アクロバティックなこともできるため、普通に楽しむ分には支障はないでしょう。

賭場(丁半)で遊んだりもできるからゲーム中に息抜きもできます。

気になったのは、建物の飾り感人の生活感のなさ

ミッション中を除いて、主要な建物以外は基本的に中に入れません。入れても1階までです。時代背景として、似たような家が並んでいるのは仕方ないことですが、グラフィックの物足りなさも相まって殺風景な印象が強く、ただ家を並べただけのような感じが残念でした。(京都は華があったけど)

また、オープンワールド中に点在する住民たちの生活感をあまり感じなかったことも物足りないと感じた要因。

人はいるけど、こちらもただ居ただけの印象が強いです。PS5でオープンワールドゲームにするなら、その時代の人たちがどのような暮らしをしているかまで細かく描写して欲しかったです。

遊郭あるのに遊べなかったし…。

多彩な武器を使った歯応えのある戦闘が楽しい

パリィ成功時は快感!

バトル(4.5)

『ライズオブローニン』で最大の魅力は戦闘が面白いことでしょう。

戦闘操作がやや複雑で、敵も強いから慣れるまでは面白さを感じないかもしれませんが、操作に慣れてきたら戦闘が快感に変わります。

本作では、使える武器が豊富なことも魅力の1つ。刀だけでなく、二刀、大太刀、大剣、槍、薙刀、銃剣、サーベル、牛尾刀の9種類から自由に選んでいつでも変更可能です。(戦闘中はセットした2種類の武器を自由に入れ替えられる)

さらに副武器にも手裏剣や弓、短銃、長銃など、西洋文化が参入してきた異国の武器を扱えるのも楽しいところ。刀と銃の組み合わせがとにかくカッコイイ。

加えて本作では、ただ武器を振るうわけではなく、各武器にそれぞれ「流派」という型があり、高速で敵を翻弄する流派や、力任せの豪快な剣技など、流派によって武器の扱い方が全く異なるのも面白かったです。流派の種類もそこそこ多くてどれをセットするか悩みます。(流派は最大3つセットでき、敵のタイプに合わせて戦闘中に切り替える)

もちろん、ただ扱える武器が多いから楽しいというだけではありません。1番楽しいのは「パリィ」です。パリィとは、敵の攻撃を跳ね返して反撃する攻撃手段のこと。(本作ではパリィを石火と呼ぶ)

パリィのタイミングは凄く難しいのですが、成功した時の快感が堪らなく面白いと感じました。パリィ成功時のコントローラーの振動、刃がぶつかる音、そして何より強敵の攻撃を跳ね返してやったという達成感と満足感が気持ち良くてずっと戦いたくなります

連続でパリィを決めた時なんて最高ですね。敵の背後から静かに近づいてのステルスキルもあるんですが、私は中盤から戦闘狂になってしまって常に正面突破でゴリ押ししてましたww

1人で戦う面白さも十分ですが、本作では最大2人のキャラと同行してミッションを戦えるので、歴史好きの人は偉人と一緒に行動できる楽しさも味わえます。

これだけ高評価にも関わらず戦闘評価を星4.5とした理由は、操作が複雑だったからです。

パッケージの裏面にはシンプルって書いてあったんですけど、いざプレイしてみると戦闘中は操作が多く、全然シンプルではないと思ったので、アクションゲームに慣れていない人はゲームの難易度を下げても苦戦すると思います。

TIPS !

Zバージョンでは、敵の首や腕がポンポン飛ぶし、流血も激しいです。ただ、設定から切断と流血表現をオフにできるからグロテスクな描写が苦手な人がZバージョンを買ったとしても対策はできます。

ライズオブローニンの難易度は?難しい?

調べたところ大手ゲームレビューサイトでは、『ライズオブローニン』は死にゲーではないとの評価をしていますが、私はノーマルで何度も死にました。よって死にゲーと認めますww

チュートリアルから難しいと感じました。

難易度は、イージー、ノーマル、ハードの3段階ありますが、私の感覚だとイージー=ノーマルだと思う。操作が多く、複雑だから人によっては慣れるまで苦労するかもしれません。

本作の戦闘は、回避とパリィが重要になりますが、そのパリィのタイミングが結構厳しい。コツを掴むのに時間がかかります。

またパリィはガードボタンでは発動せず、パリィ専用のボタン(△)があるため、適当にガードしてたら勝手にパリィが決まったみたいなラッキーはありません。

1対1なら戦いやすいけど、多勢に無勢だと弱い敵にも下手するとやられます。普段から高難度のアクションゲームをプレイしている人には難しくはないのでしょうが、私のように難しめのアクションゲームのプレイ頻度が少ない人は注意が必要かもしれません。

難易度は変更できるからそこまで気にしなくても大丈夫だとは思うけど。

参考

私の場合は、ノーマルでゲームを開始し、序盤から死にすぎてクリアできないかもしれない不安を感じたためイージーに変更。操作に慣れた後で再びノーマルに戻して本編をクリア。本編をクリアすると最高難易度が解放されますが、試しにボス戦をやってみたら操作に慣れたことで意外と普通に戦えた。

ゲームボリューム、クリア後のやり込み要素は?

猫がいっぱいいる(=^x^=)

『ライズオブローニン』のゲームボリュームは多い方だと感じました。

私の場合、サブミッションも含めて全クリまで約54時間も楽しめたので、多くの人が満足できるボリューム感だったと思います。

偉人に関わるミッションも豊富だったし、全く関係ないミッションもそこそこあったり、お尋ね者を倒す戦闘イベントや、猫の回収、賭博など、遊べる要素は多いです。

しかし、クリア後も遊べるかと言われたら“人による”としか言えません。

全クリ後には最高難易度が解放され、再びミッションをこなしてさらに強力な武器や防具を入手したり、新たなスキルを解放したりするくらいしかできることはありません。今のところは追加ストーリーなどのDLCもないので…。

クリア後の魅力はやや半減しますが、本編をクリアするだけで十分に満足できるから特に問題はないと思います。

TIPS !

PS Plusに加入している場合、オンラインで協力プレイが可能。最大3人でミッションに挑戦できます。プレイヤー同士の対戦(PvP)はできません。PS Plus未加者やオフラインの場合は、AIキャラが徒党として同行します。

ライズオブローニン 評価まとめ

  • 日本史を絡めたストーリーがドラマチックで面白い!
  • 偉人がたくさん登場する!
  • 爽快感を味わえる戦闘にハマる!
  • 扱える武器が豊富でアクションが楽しい!

『ライズオブローニン』は、戦闘とストーリーの面白さを重視している人にオススメ

挑戦しがいのある難しさで敵を倒す快感は癖になるでしょう。使える武器が多く、攻撃モーションも豊富だったのでアクションゲームとしての完成度はかなり高いと思いました。

また、ストーリーでは歴史的な出来事を偉人たちと関わりながら分岐させることができる面白さもあり、十分に楽しめる内容です。

気になったのはグラフィックとオープンワールドだけ。許容範囲ではあるけど、PS5で出すならもう少し細かい部分にも気を配って欲しかった…。

とは言え、総じて満足しています。とにかく戦闘が楽しいので難しめのゲームを探している人にピッタリです。難易度はいつでも変更できるから初めてのアクションゲームとしてもオススメできますね。

気になった人はぜひプレイしてみて下さい!

\ ライズオブローニン購入者の /

  • ライズオブローニンはPS5独占タイトルです。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
¥4,527 (2024/12/30 14:57時点 | Amazon調べ)
タイトルRISE OF THE RONIN
発売日2024年3月22日
ジャンルオープンワールドアクション
プラットフォームPS5
メーカーコーエーテクモゲームス

© 2024 コーエーテクモゲームス. Rise of the Ronin is a trademark of KOEI TECMO GAMES CO., LTD. Published by Sony Interactive Entertainment Inc.

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この記事を書いた人

ゲーム歴20年以上のゲーマー。1番好きなゲームは『ウィッチャー3』。ゲームが苦手な人にもゲームを楽しんでもらいたくてゲーム攻略ブログも運営しています!! 趣味は海外サッカー観戦ですw 当サイトではゲームの魅力を最大限にお届けするべく、全て本音で執筆し、読者の役に立つ情報を発信していきます!!

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