『リトルナイトメア2』の評価、レビュー記事！
怖いはずの不気味な世界観に魅了されて一気にクリアしちゃいました。可愛らしい雰囲気からは想像もできないようなホラー要素があって、この緊張感が面白かったです。
ネタバレなしで書いているので最後まで安心して読めます。
プレイすべきか迷っている人や、どんなゲームなのか気になっている人はぜひ参考にして下さい！
- 謎解きのバリエーションが豊富
- 適度なホラーで緊張感が心地良い
- ちょうど良いボリューム感
- NPCと協力して進められる
- 操作がシンプルで簡単
- PS5の機能を使ってない
リトルナイトメア2の項目別評価
| ストーリー | (4.5) |
|---|---|
| グラフィック | (5) |
| アクション | (4.5) |
| 謎解き | (5) |
| 操作 | 簡単 |
| ゲームの難易度 | 普通〜やや難しい |
『リトルナイトメア2』とは
『リトルナイトメア2』は、2021年2月10日に発売されたサスペンスアドベンチャーゲーム。
本作が前作『リトルナイトメア』の続編に当たるかどうかは、プレイヤーの解釈次第で変わるユニークなゲームです。そのため前作未プレイでも楽しめます。（前作をやってた方がストーリーを考察しやすい）
2025年には『リトルナイトメア3』の発売が決定していますが、こちらが過去作と繋がっているかどうかは不明です。
リトルナイトメア2の評価・レビュー
執筆時のプレイ時間：約6時間（ストーリークリア）
短いクリア時間でここまで満足できるゲームはそうないのでは？
不気味な世界観、綺麗なグラフィック、適度なアクション、ホラー演出による緊張感も味わえて、さらに謎解きも楽しい。あっという間にクリアしたのに、心に残るシーンが多かったのが『リトルナイトメア2』の凄いところだと感じました。
チャプターごとにインパクトのあるシーンが目白押しで、どれも印象深かったです。
しかし、クリア後に満足できるとは言え、ゲーム開始直後は何の説明もなく森に放り出されることから、不安を募らせながらプレイしていくことになるでしょう。序盤は退屈とさえ感じる人もいるかもですね。
あくまで、満足できるのはクリアした後です。
最初は「何の説明もない不親切なゲーム」だと思うでしょう。それでも我慢して進めて下さい。ストーリーは全く語られておらずとも、ストーリー性は随所で感じられます。
恐怖や緊張を乗り越えた先で待っている衝撃のラストを見ることで、プレイヤーの想像力が一気に掻き立てられ、考察する時間が楽しくなるはず。少なくとも私は1人で考察するのが楽しかったww
（クリアした後にストーリーを考えさせるために、あえて何も説明していないのではないかと勝手に解釈）
『リトルナイトメア2』は、想像力を働かせるゲームです。そのため、操作キャラや敵の行動、ステージのギミックなどから、プレイヤー自身でストーリーを考察しないと何も面白くないと思います。
いや、もちろんアクションに謎解き、ホラー演出自体が面白いからストーリーを考察しなくても単なる脱出ゲームとして十分に楽しめますが、それだけでは『リトルナイトメア2』の魅力は十分に味わえていないかもしれません。
考察に正解はありませんから、プレイする際はぜひ、自分なりの解釈でストーリーを考えてみて下さい。
最後に、ほとんど欠点がないように思えた『リトルナイトメア2』ですが、1つ挙げるすれば、PS5版をプレイしたにも関わらず、PS5の機能を全然使っていないことに不満を感じました。
PS5はパフティックフィードバックにより、コントローラーからの振動やトリガーの引き具合などがリアルに感じられる機能がありますが、このゲームでは使われていなかったです。
せっかくPS5版を出したのであればもっと使って欲しかったな…。そうすればより緊張感と臨場感のある恐怖体験ができたのに勿体無い。
些細な問題ですが、以上から『リトルナイトメア2』の総合評価は星4.5としました。
ストーリーを想像できるか、クリア後に考察できるかが、このゲームを楽しめるかどうかの分かれ道です。何も考えずにプレイしても普通に面白いけど、せっかくならストーリーを考えながらプレイしてみるともっと面白いですよ！
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ストーリーはプレイヤーが考察
『リトルナイトメア』シリーズは、プレイ中にストーリーが詳細に語られることはありません。そのため2作目である本作も、ストーリーはプレイヤーが各々で考察する必要があります。
本作には前作のキャラが登場するので、前作をプレイしていた方が楽しめると思いますが、前作未プレイでも問題なく楽しめるはず。（私は前作やってない）
ゲームは何の説明もなく急に始まり、キャラクターも喋ることはありません。公式サイトを見ないと主人公の名前すら分からないほど、何も説明がないゲームです。
最後までプレイしないと何が何だか分からないのが『リトルナイトメア2』の特徴であり、魅力と言えます。人によってはクリア後もよく分からなかったと思うかもしれませんが…。
ストーリーが語られないゲームにも関わらず、ストーリーを面白いと評価した理由は、クリア後に考察している時間が楽しかったから。
衝撃的なラストを見たら色々な考えが湧き起こってきて、約6時間でクリアできるゲームとは思えないほど、実は内容が詰まっていたと感じられたのが凄かったです。
「ストーリーは語られていないのに内容が詰まっている」という言い方は、些かおかしいと思うかもしれませんね。これについては言語化が非常に難しいのですが、ストーリー描写がないのに、ストーリー性はある不思議な感覚が面白かったということです。
キャラクターや敵の行動、ステージの装飾、ギミックなど、色々なものが考察材料になっていて、クリア後にストーリーを考える時間を楽しめるのが魅力的でした。そのため、短いクリア時間でも十分満足できるはずです。
加えて考察には正解がないので、プレイヤー次第で解釈が変化するのも面白いところ。自分はこう思ったけど、他の人は全然違った見方をしていたなど、クリア後にここまでストーリーを考えさせられるとなると、これはもう面白いと言わざるを得ないでしょう。
しかし様々な考察があったとしても、実際のところ「真実は開発者のみぞ知る」ということで、考察自体が面倒だったり、嫌いな人にとっては不評なゲームになると思います。
ストーリーを自分なりに想像できるかどうかで、面白くも、つまらなくもなるゲームだと感じました。（謎解きとアクションが面白いからストーリーを気にせず普通に楽しめると思うけど）
量は少ないが、『リトルナイトメア2』には探索要素（帽子集めとファントム集めの2種類）があり、ファントムを全て集めると隠しエンド（通常のエンディング＋追加シーン）が見られる。
不気味な世界観は絵本のようなホラー感
急に放り出される森の中、最低限のBGM、訳も分からず進む不安…、といった感じで序盤から不気味な世界観が広がっているのがリトルナイトメアの魅力です。
ビックリ要素もありますが、どちらかと言えばジワジワくる恐怖感が強めな印象。進んでいると聞こえてくる音や、変化するステージの装飾、敵の見た目など、怖いと感じる場面は多いと思います。
とくに最低限のBGMは恐怖と不安を煽ります。
静かで歪んだ世界は足音などの環境音しか聞こえないため、ゲームに没入しやすいです。たまにBGMが流れてきたと思えば、甲高い不快な音楽だったり、やけに優しい音色だったりが不気味に聞こえてくるので、より怖さを感じるでしょう。
敵の見た目も不気味そのもの。もはやお化けですね…。
一応、『リトルナイトメア2』はサスペンスアドベンチャーというジャンルなのですが、実際にプレイしてみると脱出ホラーゲームと言った方が適切なのでは？と感じました。
見た目は子ども向けだとしても、恐らく子どもはプレイできないと思われます。グラフィックが綺麗だから気持ち悪い敵キャラも綺麗にくっきり見えて余計怖いと感じるはずです。
しかしこの緊張感があるからこそ、約6時間のプレイでもクリア後の満足感は十分に感じられるのだとも思いました。
『リトルナイトメア』は絵本の世界に入ったような雰囲気で現実感がなく、怖いの中に可愛いが混在しているイメージ。ちょっと不気味な絵本がゲームになったと思えば可愛く思えるはずです。
2人で協力する謎解きが面白い
前作は1人で行動していたようですが、『リトルナイトメア2』では2人で行動を共にできます。
2人いるからこそ成立する謎解きなどもあって面白かったです。謎解きの難易度も適切で、難しすぎるものはなかったように感じます。
また、『リトルナイトメア』シリーズは最初から最後まで不気味な世界が続くため、ホラー要素を怖いと感じる人にとって2人いることで心強いと感じられるでしょう。
2人はお互いに挨拶して呼び合ったり、手を繋いで移動ができるから見ていて可愛いし、健気で和みます。一緒に行動していくと、2人の絆みたいなものも感じられるようになるため、世界観の怖さも相まって意外にも感情移入できちゃうゲームです。
基本は横スクロール形式で進みますが、奥行きや高さもあってステージは立体的です。
ステルスだけでなく攻撃もできる
基本的には脱出ゲームに該当するため、敵から隠れたり、逃げたり、扉の鍵を探したりなどの謎解きがメイン。そこに本作から攻撃モーションが追加され、よりアクション性が増したと考えられます。（前作やってないから推測だけど）
道中で斧や鉄パイプなどを拾うことで攻撃できるようになり、ちょっとした戦闘もありました。
本作には不気味すぎる敵しかいないので、それらから逃げたり、倒したりするアクションシーンは恐怖感と緊張感があって面白かったです。
アクションで気になったことは、カメラ固定により障害物などとキャラの距離感が分かりづらいこと。攻撃が上手いこと当たらなかったり、ジャンプした先で障害物に上手くしがみつけずに落っこちてしまったりなどが結構ありました。
カメラ固定だからこそ、見えないところに何かがいる怖さを感じられるメリットもあるからカメラ固定自体は悪くはないんですけどね。単純に私の操作が下手なだけでww
ゲームオーバーになっても、ペナルティー無しですぐ近くから何度でも復活できる。
リトルナイトメア2のまとめ
- グラフィックが綺麗！
- 不気味で気持ち悪い世界観が意外に良い！
- クリア後のストーリー考察まで楽しい！
- 操作キャラが可愛い！
- 謎解きの難易度が適切！
- ホラー演出が過度すぎず絶妙！
- 簡単にクリアできるのに満足感がある！
『リトルナイトメア2』は、あっという間にクリアできるゲームですが、それでも十分に満足できる内容になっているのが最大の魅力でしょう。
プレイ中はストーリーが分かりづらくても、ラストの展開を見れば何も語られなかったストーリーに考察意欲が湧いてきて、クリア後も『リトルナイトメア』について考えさせられる奥が深いゲームです。
謎解き、アクション要素も適度にあり、簡単操作で適切な難易度だったのも良いところだと思います。
ホラー演出もそこまでしつこくなく、丁度良い緊張感と恐怖感を持って最後まで楽しく遊べました。手を繋いで歩いたり、小声で呼び合う2人が可愛いから人によっては意外と怖さを感じないかも？
とは言え、可愛らしい雰囲気とは裏腹にホラー要素は普通に怖いし、ショッキングなシーンもあるから子どもはプレイできないと思いますが…。
ホラーゲームが苦手でもプレイできるレベルの恐怖を味わいたい人、謎に満ちたストーリーが気になる人はぜひプレイしてみて下さい！
2025年発売予定の『リトルナイトメア3』に先駆けて遊んでおくのもオススメです♪
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ポチップ
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| タイトル | リトルナイトメア2 |
|---|---|
| 発売日 | 2021年2月10日 |
| ジャンル | サスペンスアドベンチャー |
| プラットフォーム | PS5/PS4/Switch/Xbox/PC |
| メーカー | バンダイナムコエンターテイメント |
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